潰瘍性大腸炎 合併症

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潰瘍性大腸炎の合併症はなぜ併発するのか?

潰瘍性大腸炎の合併症は大きく分けて以下3つのケースに大別されます。

 

●腸管外合併症
アフタ性口内炎:口の中にできる口内炎のこと、頬の粘膜にアフタと呼ばれる腫瘍が認められ、その周辺に強い痛みがでます。
虹彩炎/ぶどう膜炎:眼のぶどう膜と呼ばれる部分に起きる炎症のこと、目に痛みがでたり、まぶしかったり、充血したりします。
壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう):足に多く見られる症状で、皮膚に潰瘍を形成し、放置しておくと急速に拡大していきます。結節性紅斑(けっせつせいこうはん):足首やすねに多く見られる症状で、赤い斑点と腫れが現れ、発熱したり関節が痛くなります。関節炎:潰瘍性大腸炎で発症頻度が高い合併症で、膝や足首などの関節に痛みが起きます。
強直性脊椎炎:おしりの両脇、背骨、首、肩の関節や股関節などに炎症が起き、曲げることが困難になり痛みを感じます。。
原発性硬化性胆管炎:炎症で胆管が細くなり胆汁が流れにくくなる。進行して肝硬変、肝不全にいたることもあります。
ステロイドによる合併症:骨形成が低下したり、骨吸収の亢進が原因で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が起こります。

●腸管合併症

  • 狭窄(きょうさく):潰瘍性大腸炎の炎症が長期に渡ることで腸管がせまくなったり(狭窄)、閉塞すること、限定的な狭窄であれば内視鏡手術により部分治療で済みますが、広範囲な狭窄や閉塞は外科的手術となります。
  • 穿孔(せんこう):潰瘍が深部まで進み腸に穴があくこと、穿孔になってしまうと緊急手術が必要となります。
  • 中毒性巨大結腸症:腸管運動が低下すると腸内にガスや毒素が溜まることで膨れ、発熱や頻脈などの全身中毒症状が現れます。
  • 大腸ガン:全大腸炎型または慢性持続型で10年以上経過すると大腸が癌化する恐れがあるので、年に一度は大腸内視鏡で定期観察を。

●術後合併症

  • 骨盤内感染症:回腸肛門吻合術(かいちょうこうもんふんごうじゅつ)の後の最も危険な合併症で、手術を行った骨盤内(回腸、肛門吻合部、回腸嚢など)では膿がたまりやすく、腰痛や肛門部痛、発熱などが起こります。
  • 腸閉塞(イレウス):潰瘍性大腸炎の手術後、癒着が原因で腸管が狭くなって、便やガスが通りにくくなること、腸機能が未回復のままで食べ過ぎたり、消化の悪いものを食べたとき起こりやすい症状です。
  • 縫合不全:潰瘍性大腸炎の手術でできた縫い目が、開いた部分から便が体内に流れ込んでしまい、骨盤内感染などを引き起こします。ステロイド剤の服用量が多いと起こりやすい症状です。
  • 脱水症状:肛門から一日1,500ml以上の水分排出が起こり、それをだたの下痢と思っている場合が多くあります。、発熱を伴う脱水症状となること、脱水状態を補おうと1,500ml以上の水分を摂ります。医師に相談し、水分補給方法や水分量を相談しましょう。
  • 尿管結石:脱水症状によって体内の水分バランスが崩れて尿が濃くなることで、尿管結石ができやすくなります。
  • 回腸嚢炎(かいちょうのうえん):回腸嚢が炎症を起こす原因不明の合併症、頻便、下痢、下血、腹痛、発熱などの症状が現れます。
  • 痔瘻(じろう)、瘻孔(ろうこう):肛門部に痔や、肛門の横に穴があいて瘻孔になり、そこから便が出たり、尿道などと繋がる場合もあるので、感染症を起こしやすくなります。
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