萎縮性胃炎 胃がん

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萎縮性胃炎で胃がんを含む国民病としての癌

萎縮性胃炎と胃がんの関連に前に、日本人と「がん」の相関の概要を述べておきます。日本人は毎年約100万人の人が亡くなっていますが、そのうち30万人強の死因が「がん」です。3人に1人が「がん」で亡くなっていることなります。更には1981年以降「がん」は日本人の死因トップを守り続けています。死因トップになって以来、「がん」による死亡者数は年々増え続け30年で約2倍になりました。

 

世界的に先進国は萎縮性胃炎を含めて検査研究が進み、検査設備も進歩する中、昔なら発見できなかった早期のがんを見つけることで「がん」患者数は増加しています。並行して高度な治療技術も進歩しているので、「がん」で亡くなる人は減少してもいいはずなのですが…。実際、欧米先進国は毎年およそ5%ずつ「がん」死亡者数は減っています。先進国中唯一、ましてや技術大国・長寿国の日本でなぜ「がん」の死亡者数が増え続けるのでしょうか?

 

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統計では2013年1年間で約75万人が新たに「がん」患者となり、これでは日本人の2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」で亡くなり、死因30年来トップとくれば、「がん」大国・日本、「がん」は日本の国民病と言われても致し方ありません

 

それは何故かを考察すると、前述の長寿国だからこそ、高齢化率が断トツの世界一だからと言われています。「がん」は大ざっぱに言うと遺伝子・細胞の異変なので、長生きすればするほど細胞分裂を繰り返す期間が長く、その際、遺伝子異変が発生する可能性が高い、高齢での「がん」は進行している場合が多く、そのまま死因となり亡くなる。言い換えれば、高齢化率が上がる一方の日本では必然的に仕方のないこととも取れる見解です。

しかし、他の先進国と比較して大きな相違点が別にあります。それは萎縮性胃炎やピロリ除菌の保険適応条件制限など、検診の受診率が極めて低いことです。例えば、日本の「がん」の受診率は、アメリカの30%しかありません。現在の医療技術では検診で見つかる早期がんは、90%は治ると言われているにもかかわらず。つまり日本人はあまり検診を受けないので、癌が発覚した時点で、時すでに遅しのケースが多いと言うわけです。

 

これは、日本人の「がん」に対するスタンスの問題で、患者側には「癌になったら助からない」のような認識で、必要以上に恐れるあまり、死亡宣告のごとき検診を避けようとする空気がないでしょうか? 一方医療機関側はというと、当たり前のように、手術の高度技術化、進歩した医療設備を駆使し「癌を治せる者」が高い評価を得る構造になっているようです。

単純に考えて、「早く見つけてさっさと取り除く」が実践できればいいと思わないですか? 癌を含むあらゆる病気、或いは病気の前兆を早期に発見する仕組みを強化し対処する。この意識を国を挙げて高めることが必要だと思います。日本は、そのための技術、人材、設備はすでに持ち合わせているはずです。

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