萎縮性胃炎 舌

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萎縮性胃炎は舌に表れる

萎縮性胃炎と舌の意外な関係は、健康な舌の表面の薄いピンク色から、舌の所々まだらに強い赤みがでてきて、舌に赤と白が地図のようにまだらが見えてくると、地図状舌と言われる状態になります。それが舌全体が赤く変化してきた場合は胃粘膜に萎縮があり、しかも、かなり進行して胃ガンになりやすい状態になっていると考えられます。

 

胃粘膜が萎縮すると、胃から吸収されるはずのビタミンB12が吸収されなくなります。すると赤血球が作られなくなり、身体は貧血状態になってしまいます。そして舌も貧血状態になり栄養が行き届かなくなり、乳頭が育たないため、舌の表面がどんどん萎縮して半透明になり、血管の色が透けて表面に現れ、つるんとした赤い色の舌になってしまいます。

 

萎縮性胃炎は加齢とともに、自然発生的に発症することもあるため、特に高齢の女性に舌が赤くなる症状がなくても、亜鉛欠乏から舌がピリピリと痛み、やがて味覚異常が発生したり、唾液分泌減少或いは鉄欠乏性貧血から赤い平らな萎縮性舌炎を起し、舌が痛くて食べ物を食べられなくなる場合があります。

 

また、異種性胃炎の初期段階である表層性胃炎の場合、ピロリ感染がないとしても胃酸分泌が多い時期に、舌に舌苔(ぜったい)という白い汚れが付着する場合が多く、口臭の原因になることがあります。これは歯磨きの後など毎日根気よく、歯ブラシで下の粘膜を傷つけない程度に白い汚れが綺麗になるまでブラッシングすることで、だんだんと改善されます。

 

萎縮性胃炎と舌の関係で言うと漢方が深く説いています。古来から漢方では「舌診」という診断法を利用してきました。舌診とは、舌や舌苔の色や形などの状態を見ることで、特にに内臓の健康状態を診断する方法です。舌診では五臓を舌の位置によってその状態を判断してきました。舌の先は「心臓「「肺」、舌の両側は「肝臓」、舌の奥は「腎臓」、そして舌の真ん中は「胃・腸」を対象としています。

 

 

原因別で言うと、睡眠不足や肉体的・精神的過労は舌先に表れ、いろんな疲れが心臓や肺に影響を及ぼすとされています。ストレスなど精神的な要因は舌の両端にでるとされ、肝機能は自律神経の異常に影響受けやすいということです。

 

食べた物が味や食感として最初に受け止めるのが舌であり、もっとも如実に舌に反応するのものの一つが胃の状態であると、漢方全体が胃腸の調子を整える役割を大きく担ってきたことからも良く知られています。なので舌の状態の変化のなかで、舌の中心から全体的に見られる異常が胃の異常に関連していると考えられています。

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