慢性膵炎 治療

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慢性膵炎で治療の柱は規則正しい生活習慣

慢性膵炎の治療と言っても、成因、病態が複雑なため特定が困難であり、病期、病態に応じた適切な治療を行うことになります。大まかに言えは、食事制限を含む生活習慣改善、薬物治療、外科的治療、この3つです。

 

<代償期の治療>
慢性膵炎の初期を代償期と呼びます。これは、膵内分泌および外分泌機能が十分保たれている時期という意味です。この時期に問題となるのは、腹痛や背中の疼痛であり、腹痛期とも呼ばれるこの痛みに対する「鎮痛薬」などを使って治療をします。疼痛には様々な原因が考えられるが、その原因に応じた薬剤投与による治療を行います。

 

胆石や結石がある膵石症の場合は、第一選択として内科的治療を行うが、長期的に有効な膵管ドレナージ術あるいは膵切除術の手術に及ぶこともあり、症例ごとに治療方針を吟味することが重要である。

 

疼痛は消化性潰瘍の合併症など消化吸収障害である場合は、副交感神経の活動を抑えて、胃酸分泌も含めた胃の活動を抑えるような薬を使用したり、最近ではヒスタミン1‐12受容体拮抗剤という、胃・十二指腸潰瘍に使う強い制酸剤を使用したりします。

 

慢性膵炎の疼痛は長期間持続するため精神的に不安定になったり、疼痛の原因が心印的要因なこともあるため、精神安定剤が有効な場合があります。

 

<移行期の治療>
基本治療を行い、腹痛があるときは腹痛期と同じ治療をして、消化機能が低下していれば消化酵素薬を使うなど、その時の状態に合わせて治療していきます。

 

<非代償期の治療>
慢性膵炎後期の膵機能不全期、やはり基本治療をしっかりと守るのが重要です。さらに、たんぱく質や脂肪を分解する酵素を含む「消化酵素薬」を服用して、低下したすい臓の機能を助けます。糖尿病がある場合には「インスリン」の注射をして血糖をコントロールします。

 

治療方法の分類として以下のものがあります。

 

生活習慣の改善
生活習慣の健全化、特に食事をコントロールすることで、症状が出現する原因を除去していく重要な基本的治療です。

保存的治療
薬剤投与による治療のことです。症状や合併症併発に応じて、経口薬や注射で投薬します。

 

特殊治療
保存的治療で症状が改善しなかったり合併症を起こした場合行うドレナージ術、膵石がみられる場合行う体外衝撃波結石破砕療法(ESWL)があります。

 

外科的治療
薬物治療や特殊治療によっても改善を得られない症例に対しては、外科的治療の手術を行います。

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