慢性膵炎 検査

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慢性膵炎は検査を追加しながら確定

慢性膵炎の臨床検査で主となる<血液検査>
膵臓で分泌される消化酵素の血液中での増減を調べます。膵臓に炎症が起きたり、膵管が詰まったりしていると血液中の消化酵素の数値は高くなります。主にはアミラーゼという消化酵素を調べ、さらに血中のリパーゼ、エラスターゼなどの成分を並行して調べることで、より正確な診断が出来ます。


ヘモグロビン、総コレステロール、アルブミンなどの値を調べることで、栄養状態がわかります。白血球数やCRP(C反応性タンパク)検査を行うことで、膵臓の炎症の有無や程度がわかります。ただし、血液検査だけで慢性膵炎の確定診断することはできません。

 

 

慢性膵炎の確定診断で中心となるのは、<画像検査>です。その種類は下記の通り。

 

腹部超音波(エコー)検査
プローブといった探触子からお腹に超音波を当て、臓器からはね返って来る超音波の強弱と時間差を画像に変換するもので、苦痛もなく簡単に繰り返し行えるので、最初に行うべき検査です。膵臓の形、膵管の変形などがおおよそ判断でき、膵石の有無も検出できますが、検出できる確率は、55%程度となります。

腹部CT検査(X線コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像診断)
石灰化の診断に優れ、膵石の有無や膵管の形を調べる事が出来ます。膵臓全体を観察する為に行われる検査です。腹部にガスが溜まっていても影響を受けることなく、鮮明な画像を得ることができます。超音波検査で異常の可能性があった場合、詳しく情報を得るために行います。MRIは造影剤の使用により、血流の状態がわかります。CT検査の膵石検出率は、およそ90%です。

MRCP(磁気共鳴胆管膵管撮影)
MRIの磁気が液体に反応しやすい性質を利用して、造影剤を使うことなく膵管と総胆管を撮影する検査で、膵管の変形を確認することができます。体の負担が少ないので外来で受けられます。

 

ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管撮影)
慢性膵炎を早期に発見する為に、膵臓を調べる中心的となった画像検査です。MRCPでは診断がつかない場合などに入院して行います。十二指腸に内視鏡を送り込んだ後に、膵管や総胆管に「カテーテル」という細い管を入れて、造影剤を注入してエックス線撮影を行います。膵管の拡張の様子、詰まっている程度といったことが鮮明な画像で確認できます。ただし、この検査により急性膵炎を引き起こす場合もあるなど、身体の負担が大きいことが欠点となっています。

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