統合失調症 慢性膵炎

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統合失調症からアルコールを介して慢性膵炎へ

統合失調症と慢性膵炎、一見関連がなさそうですが、統合失調症患者は慢性膵炎になりがちなのです。直接的関係というより、統合失調症とアルコール依存症関連の流れで、慢性膵炎というパターンの症例は少なくありません。

統合失調症の発症率は約1%弱程度と推計されており、およそ100人に1人の割合といえば極端に稀な病気だとは言えません。発症に性差や地域差・社会性差はなく、統合失調症の有病者数は全世界で約2100万人といわれています。発生率よりずいぶん少ない数字であるのは、統合失調症発症者の大部分が受診に至ってないからだと考えられます。

 

統合失調症の発症時期には性差があります。一般的に男性の方が女性より発症が早く、発症年齢のピークは男性で10〜25歳、女性では25歳〜35歳と比較的若い時期になりやすく、高齢で発症することは稀です。病気のメカニズムや原因は未だ解明されていません。

 

統合失調症とは、以前は精神分裂病とよばれていた、精神障害の一つです。統合失調症の症状は、幻覚・幻聴(脅迫されてる、監視されている)、妄想(被害妄想、誇大妄想)、まとまりのない話や奇妙な行動、ぼーっとして一日中何もしない、無口になるなどが認められます。このような状態や感情は、本人にとっても不安で辛く苦しいものとなっていて、それらを紛らわすために飲食に向かう傾向があります。それが過食症やアルコール依存症となってしまう流れが、しなしばみられるのです。

 

慢性膵炎の原因の多くは、アルコールの摂り過ぎです。飲みすぎの目安を一日約80g(ビール大瓶3本)を10年以上としていますが、アルコール依存症になると、眠くなるまで飲み続け、目が覚めるとまた飲み始めるほど多量飲酒をやめられません。一日80gなどすぐに超えてしまいます。これでは短期間でも慢性膵炎の下地は出来てしまいます。

また、統合失調症からくる過食症で暴飲暴食を続け、脂肪の多い食べ物が過ぎ、脂質過剰で慢性膵炎の悪化を招いたりします。慢性膵炎になっても、感情障害から無気力になり、治療に対する意欲もわかないの悪循環に陥ることになります。

 

有名人では、人気バンド安全地帯の玉置浩二さんは自身の半生本で、統合失調症であることを公表しています。ライブ中に奇行を繰り返し、途中で中止になったりしたのは、その病気が原因のようです。その玉置さんも慢性膵炎の悪化で長期入院のため活動中止となった時期があります。

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