潰瘍性大腸炎 透析

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潰瘍性大腸炎で透析する意義はあるか?

潰瘍性大腸炎は血液中の白血球の免疫機能が異常を起たし白血球が大腸粘膜を攻撃していることが原因とされています。この不良化した白血球だけを、医療機器を使い血液を透析することで物理的に取り除くのが白血球除去療法です。ステロイド剤等に抵抗性があり薬が効かない場合、またステロイド剤を使用したくない患者に、手術の一歩手前の治療の選択肢になります。全大腸炎型および左側大腸炎型の中等症以上の症例に効果が報告されています。

 

この潰瘍性大腸炎版、人工透析の具体的治療は、ベッドに横になったまま、左右の腕もしくは太ももの血管に少し太めの針を刺した状態で、一方からポンプで血液を身体の外に取り出し、医療機器を通して透析後、きれいになった血液を反対側の血管から体内に戻します。治療時間は約 1 時間で、この間に 1500〜2000ml の血液を透析循環させます。透析の間テレビを見たり会話は自由です。

 

潰瘍性大腸炎の白血球除去療法での透析の方法には、主に次の2種類があります。

膜式白血球系細胞除去(LCAP):ポリエステル繊維を編み込んだフィルターで血液をろ過してすべての種類の白血球を取り除く。
顆粒球除去(GCAP):酢酸セルロースの細かいビーズ球を満たした器で血液をろ過し,顆粒球の種類の白血球のみを取り除く。
医療機器にいずれかの装置を組み込んで使用します。

 

それぞれ除去される細胞の種類も異なるので、主治医と患者さんが治療法の効率・利点・欠点等を相談の上、いずれかの方法を選択します。ちなみに再燃の予防効果はありません。いずれも健康保険適用なので、潰瘍性大腸炎の特定疾患受給者であれば月の定額料金内で、1週間に一回くらいのペースで一回の再燃毎に10回を限度に治療可能です。

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